弁護士ブログ
カテゴリー : 時事問題(1)
Wed, 2020-04-15 / 17:13
新型コロナウィルス感染拡大防止に向けて現在,
裁判所も取り組みや対策を強化しています。
その結果,
当事務所の事件が数多く係属する千葉や東京の裁判所では,
現在行われている調停や審判,裁判などはほぼ全て,
次回の期日が延期になるという形で,事実上中断しています。
そして,次回期日がいつになるかは,緊急事態宣言の期間が
今後継続されるかどうか等にもよりますので,
まだ全くの未定という状況です。
従って,裁判所では現在,事件が数多く滞留している状態です。
この為,今後,新たに調停や審判,裁判等を起こす場合には,
まず,現状では,初回の期日が決められない状態です。
そして,仮に新型コロナウィルスの問題が終息したとしても,
おそらく,滞留中の事件の期日を先に決める必要がある為,
新しい事件の初回の期日が入るのは,
かなり先になってしまう可能性があります。
(勿論,事件の内容にもよると思いますが・・・)
以上のような状況ですので,
相手との協議だけで解決するような問題ならよいのですが,
どうしても調停や裁判が必要になりそうな問題の場合,
思っていたよりかなり時間がかかることも予想されます。
そのことも十分にお考え頂く必要があるかと思います。